エコカーのブログ

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軽自動車の電気自動車の維持費はどれくらい?ダイハツも日産も販売予定なのか?

軽自動車にも過去に電気自動車は販売されていて 三菱「アイ・ミーブ」などがあります。

そうした軽自動車の電気自動車は ガソリン車と比較して走行コストが安いような気もするでしょう。

燃料費がかからず電気代だけで メンテナンス費用は、ほぼかからないので 維持費はかなり安く抑えることができるのです。

本記事では、軽自動車の電気自動車は 維持費がどれくらいかかるのかについてお伝えをしていきます。

見出し1:軽自動車の電気自動車の維持費

2022年5月現在では軽自動車の電気は 新車では販売されていません。

買おうという場合は、中古車のみになりますね。

軽自動車の電気自動車を買ったとして どのような維持費があるかを一つ一つ紹介していきましょう。

走行後の充電にかかる電気代など

電気自動車を買う場合は 充電設備というものが必要です。 しかし、マンションやアパートの場合は ディーラーや一部のコンビニや設置している施設しか 充電はできないでしょう。

 

公共での充電施設は徐々に増えつつありますが それでも、まだまだ少ないのが現状です。

充電する時間帯にもよりますが、昼間だと電気単価が上がりますが 夜中の場合は電気単価は少なくてすみます。

だいたい、東京電力の場合は 深夜の電力1kWhあたり7.35円(昼間は26円くらい)です。

充電による電気代は地域によっても車の状態によっても かなり差があるので正確な値段は言えません。

一番安心なのは自宅に充電施設を作り そこで充電をするほうが寝ている間に充電ができるということになります。 アイ・ミーブの場合で走行距離約11.25km走行した場合は 1kWhの電気が消費されると考えると良いです。 計算式は「200km÷11.25km×20.78円=369円」となります。

 

ガソリン車と比較すると 燃料代はかなり安くなると言えますね。

電気自動車はメンテナンス費用は必要?

結論から言えば、メンテナンス費用は ほぼ必要はありません。 強いて必要になるのは、タイヤや 足回りのゴムくらいです。

 

また、年に一度の自動車税は、アイ・ミーブは 通常1万800円です。

電気自動車やハイブリッドは 13年以上乗っていても自動車税は上がりません(2022年5月現在)

充電時間はどれくらい?

アイ・ミーブの充電時間は「7時間 220V」です。 アイ・ミーブで16kwhモデルと10.5kwhモデルを比べると 充電時間は、それぞれ以下のような違いがあります。 ・16kwhモデル:約7時間 ・10.5kwhモデル:約4.5時間 ※200Vの普通充電の場合

 

10.5kwhモデルの場合は、16kwhモデルと比べると 約半分近くまで充電時間が短縮されています。

ただ、上記の時間は空っぽにした状態から 満充電にした充電時間となります。

なので、週に1回充電をするという場合になると 話はかなり変わってくるかもしれません。 16kwhモデルは電気の残量が「2~3メモリ」くらいから 200Vの普通充電で充電をすると約5時間くらいで充電が完了します。

 

ただ、急速充電の場合はバッテリー保護のため 充電容量の80パーセントくらいから充電ができなくなるようです。

ダイハツ製の軽自動車で電気自動車は販売される?

ダイハツは2025年までに軽自動車の電気自動車を 補助金を活用して販売するということを発表しています。 ダイハツトヨタ自動車と連携して バッテリーなどの調達コストを抑えるとしています。

 

ダイハツは燃費の良い軽自動車を開発していますが それでも電気自動車には手を付けていないのです。

理由としては、軽自動車の魅力の一つである 値段の安さが損なわれてしまうので 電気自動車には手を付けていないということですね。

とはいえ、軽自動車に限らず車の値段は 徐々に上がっています。

一部の軽自動車は、すでに200万円近いモデルも 実在するので、軽自動車の魅力はほぼないようなものだと筆者は思うのです。

ダイハツが販売する軽自動車EVの値段を予想

また、奥平社長は、2025年までにEV化した軽自動車を 補助金を含めて100万円台に抑えるとも発表しています。 100万円台と言っても、100万円~199万円までです。

 

筆者が予想するダイハツの軽自動車の電気自動車は ミライース下級グレードで120万円くらいで販売されるのではないでしょうか。

ミライース上級グレードでも150万円くらいなので 上級グレードの場合は180万超えるかもしれません。

逆に、そこまでする軽自動車って 誰が買うんでしょうか・・・

日産製の軽自動車で電気自動車は販売される?

日産は2022年5月12日に軽自動車の新型で 「バッテリEV」を5月20日に発表すると決算説明会で発表しています。 新型の軽BEVは、日産と三菱の共同で、企画・開発をしているようです。

 

ボディサイズは3395×1475×1655mm(全長×全幅×全高)で 新車価格は約200万円からになるようですね。

軽BEVは総電力量20kWhのバッテリーを搭載し 安心して日常での使用ができるように開発される予定。

また、EVバッテリーに蓄えた電気を自宅に 給電することもできます。

2030年に新車は電気自動車しか販売されない

2030年に新車は電気自動車しか販売されない予定として プラグインハイブリッドやハイブリッドは継続して2030年以降も販売されるようです。 また、一部で「ガソリン車販売禁止」というデマも流れたため 混乱もあったようですが、中古のガソリン車は通常通りガソリン車も販売されます。

 

一方でイギリスでは2025年にはハイブリッドも販売禁止され すべてをゼロエミッション車にするようです。

カリフォルニア州2035年には セロミッション車にすると発表しています。

しかし、電気自動車には、色々な課題が残っているのです。

それは「航続距離」「充電時間」ではないでしょうか。 こうした課題が残った状態で電気自動車の普及は 本当にあり得るのか筆者は疑問に感じています。

 

筆者も電気自動車に興味が無いわけではなく 過去に電気自動車のリーフを試乗したこともあるのです。

その時に感じたのが、加速の良さでした。

加速は良いけど、当時のリーフは1時間ほどで 満タンだった電気エネルギー残量が半分になったのです。

筆者は、そのような経験を持っているので 電気自動車は航続距離が短いと思ってしまっています。

さらに、運送業界などは時間に追われていることが多いので 燃料補給がガソリンよりも時間がかかる充電の場合は どんなに環境に良いと言われても普及するとは考えにくいです。

軽自動車の電気自動車は補助金はどれくらい?

軽自動車の電気自動車を新車で買った場合は 補助金がどれくらい出るのか気になるのではないでしょうか。 令和4年現時点では、軽自動車のEVの補助金は 上限55万円とされています。

 

たとえば、190万円で販売されている軽EVの場合なら 135万円で新車が買えるという計算になります。

ただ、永久に補助金が適用されるのかと言えば 色々調べてみると、そうではないような感じですね。

永久に補助金が適用されるなら 自動車税などがガソリン車よりも安くなるので 自然と電気自動車に移行する人も増えそうですが・・・

まとめ

軽自動車の電気自動車はガソリン車よりも 燃料代が安く抑えられるメリットがあります。 維持費に関してもメンテナンス箇所が少ないので ガソリン車と比較すると、かなり安く費用を抑えることができるでしょう。

 

ただ、電気自動車は航続距離や充電時間が長いので 航続距離や充電時間の問題が解決できれば 電気自動車の普及率は上がっていくのではないでしょうか。