エコカーのブログ

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水抜き剤は本当に効果ある?燃費との関係性も検証

昔はガソリンスタンドに行くたびに 店員から「水抜き剤はいかがですか?」と言われたことがあります。

場合によっては「水抜き剤を入れないとエンジンが故障しやすくなる」とまで 言われたこともあるのです。

本記事では、水抜き剤は本当に効果があるのかや 燃費との関係性についてもお伝えしていきます。

水抜き剤は本当に効果ある?

水抜き剤は現在の軽自動車を含めた 多くの車に対しては意味のないものです。 最近は、ガソリンスタンドもセルフになったので 店員も水抜き剤をすすめてはきません。

 

とはいえ、店員がウロウロしていても 最近は、水抜き剤よりもクレジットカードの作成を 勧誘してくる感じでしょうかね。

この間も、エネオスに行くと「エネキーを作成しませんか?」と 店員に勧誘されました。

つまり、ガソリンスタンドの勧誘も変化するくらいなので 水抜き剤は、今では効果なしと言えるでしょう。

水抜き剤の成分

水抜き剤の主成分は 「イソプロピルアルコール」という親水性のアルコールです。 水抜き剤を燃料タンクに入れることでタンク内で結露した水分がたまり イソプロピルアルコールと燃料が混ざり乳化して燃料と一緒にエンジンに送られ タンク内の水分が排出されるという感じです。

 

しかし、現在の車の燃料タンクは樹脂製なので 水分が混入してもさびることはありません。

また、燃料ポンプも燃料タンクの底面から 燃料を吸い上げるのでガソリンよりも比重が重い水分だけが タンクの底にたまるというのはあり得ない話です。

悪質なガソリンスタンドで「タンク内に水がメチャクチャたまっている」と ウソを筆者に伝えてきたこともありました。

ただ、燃料キャップも開けておらず閉めた状態で 何が分かるのか疑問でしたね。

とはいえ、燃料キャップを開けたとしても ライトを照らしても中を確認できない構造になっています。 そんなことは素人でもわかるレベルなのに 筆者は、そういうウソをつかれたことがあるのです。

 

最近の軽自動車に水抜き剤は不要

先ほどもお伝えした通り、最近の車の燃料タンクは 樹脂製なのでサビることはありません。 また、昔の車であっても 水抜き剤を入れなかったことで 筆者はトラブルになったことは一度もありません。

 

H7年式AZワゴンも7年間乗り続けてきましたが 水抜き剤は一度もいれたことが無いのです。

それでも、故障は一度もしたことがありません。

なので、「古い車だから」という理由で 水抜き剤を入れる必要はないのです。

ハッキリ言って、お金の無駄ですね。

水抜き剤と燃費との関係性

結論を言えば、水抜き剤と燃費の関係性は ほとんどありません。 とういうか、全くないのです。

 

水抜き剤を入れたからと言って 燃費が良くなるということもありません。

最近では水抜き剤をすすめてくるガソリンスタンドは減りましたが 未だセールスしているところがあれば珍しいですね。

水抜き剤のセールスで「燃費が良くなりますよ」と言ってきたら 時間があるなら関係性を質問しても良いでしょう(笑)

細かく質問をしていけば ボロが出ます(苦笑)

まとめ

最近はセルフサービスのガソリンスタンドが増えてきたので 水抜き剤のセールスをしてくる店も、ほぼなくなってきましたね。 カー用品店でも水抜き剤を販売しているのも 余り見なくなりました。

 

燃料添加剤も、種類が減ってきていますね。

つまり、水抜き剤は現在の車に 必要のないものだということになります。