劣化したエアクリーナーを新品にすると燃費は改善する?実際に試してみた
車を使用していると燃費が悪くなっていくこともあります。
確かに、道路状況や運転方法でも燃費は大きく変化しますが、それには限界というものがありますし消耗部品が劣化しているとどんなにエコな運転を心がけても無理が出てくるのです。
本記事では、劣化したエアクリーナーを新品に交換すると、本当に燃費は良くなるのかどうかについてお伝えをしていきます。
- そもそもエアクリーナーとは?
- 劣化したエアクリーナーは燃費が悪化する原因
- 劣化したエアクリーナーを新品に交換すると燃費は良くなる?
- キノコ型アクリーナーでも燃費は良くなる?
- 純正タイプと剥き出しエアクリーナーはどっちが良い?
- エアクリーナー交換は自分でもできる?
- まとめ
そもそもエアクリーナーとは?
エアクリーナーを簡単に言えば、エンジン内部に異物が入ってこないようにするためのフィルターです。
エンジン内部は、ちょっとしたホコリが入っただけでもエンジントラブルを引き起こす可能性があるくらいデリケートなのです。
ダイハツの新型軽自動車に使われるエンジンはKF-VEですが、レゾネーターチャンバーが取り付けられています。
これは、騒音を軽減するためです。
レゾネートチャンバーを取り外すと加速が良くなりますが、その代わり、エンジン音が大きくなります。
劣化したエアクリーナーは燃費が悪化する原因
エアクリーナーは異物を排除しているので、吸入している側のフィルターを見ると黒く汚れているのです。
エアクリーナーを交換しないで乗り続けていると燃費が悪くなり加速も悪くなるのです。
エアクリーナーの値段は高く無いですが、それでも費用をケチろうとする人もいます。
メンテナンス費用をケチったツケは、燃費悪化と加速が悪くなることで返ってきます。
劣化したエアクリーナーを新品に交換すると燃費は良くなる?
劣化したエアクリーナーを新品に交換すると燃費は良くなります。
劣化したエアクリーナーは異物によって小さな通気口が塞がれた状態になるので
エンジン内部に入る空気も通常よりも少なくなるのです。
その結果、加速が悪くなり燃費も悪くなります。
ですが、新品のエアクリーナーは劣化したエアクリーナーに比べて空気がエンジン内部に入りやすくなっているので、加速が良くなり燃費も良くなるのです。
キノコ型アクリーナーでも燃費は良くなる?
キノコ型エアクリーナーは「毒キノコ」とも呼ばれるようになっていますが
空気が悪い地域に住んでいるとキノコ型エアクリーナーは微粒子をガンガン吸い込むことになります。
キノコ型エアクリーナーに交換した当初は燃費も良好で加速も満足するくらいになるでしょう。
ですが、微粒子がエンジン内部に入り込むようになるため、エンジンの寿命が徐々に短くなっていくのです。
キノコ型エアクリーナーは純正のエアクリーナーと比べて空気流入量が多いです。
普通は目に見えないクリライの小さな通気口ですが、キノコ型エアクリーナーの場合は肉眼で確認できるほどのものもあります。
それでもキノコ型エアクリーナーで満足する加速を体感したいなら、マフラーも交換したうえで、燃料などの調整も何らかの製品を使い行う必要があります。
10年前の話になりますが、筆者は燃調コントローラーを買ったうえで、
エアクリーナーとマフラーを交換したことがあります。
「燃調コントローラー」「エアクリーナー」「マフラー」の3点セットで買って
部品代だけで10万円近くのお金が飛んでいきました。
とはいえ、これは軽自動車のチューニング部品の費用だったので、乗用車だったら20万は超えていたのではないでしょうか。
軽自動車だからこそ気軽にチューニングできるというメリットもあるのですが、中途半端にチューニングをして車を壊す結果になるのは悲しい結末としか言えません。
大切な愛車が壊れないためにも、チューニングはトータルバランスで考えて行う必要があるのです。
純正タイプと剥き出しエアクリーナーはどっちが良い?
結論を言えば、純正交換タイプのエアクリーナーの方が、明らかにマシだと言えます。
キノコ型エアクリーナーは「剥き出しエアクリーナー」とも呼ばれ市販されていますが、現在の筆者は見向きもしない製品です。
まあ、筆者が若かりし頃は喜んで買っていたのですが、今は、車のことを考えると買うことはできませんね。
純正交換タイプは普通の純正品エアクリーナーと同じように交換するだけなので
手間や技術などは不要です。
ミライースのようなKF-VE型のエンジンなら工具は一切不要と言えます。
筆者はDスポーツのエアクリーナーを使用していますが、純正品に近いのでマフラーまで交換する必要はないのです。
体感速度については微妙にDスポーツのエアクリーナーに交換している方が加速は良いように感じます(気がするだけ)。
燃費については、純正品エアクリーナーだったときと同じなので燃費は上がらないでしょう。
とはいえ、劣化したエアクリーナーと比較する場合は
加速も燃費もメチャクチャ変わりますけどね。
エアクリーナー交換は自分でもできる?
車のエアクリーナーの交換は自分で交換ができます。
最近の車の場合は、特に特別な知識は不要で、工具なしでもできる車種も存在しているのです。
筆者が所有しているミライースの場合を例にすると、工具なしでもエアクリーナーの交換は可能。
実際に交換をしてみると、1分で交換できました。
とはいえ、慣れていないと時間はかかるものの、
それでも、付くようにしか付かないので失敗は少ないと言えます。
無理にハメようとすると、取り付けることができない場合が多いので
しっかりとハマらない場合は、裏表が逆になっている可能性もあるかもしれません。
KF-VE型エンジンの場合は、裏表が分かるようになっているので
間違うことは少ないでしょう。
まとめ
劣化しきったエアクリーナーでは本来の性能を発揮することができません。
なので、燃費を気にするなら新品の純正タイプのエアクリーナーに
交換したほうが燃費が良くなるということになります。
長いこと車のエアクリーナーを交換していないというなら、点検をして汚れていたら交換してみてはいかがでしょうか。