燃費が悪化する原因って何?燃費が向上する方法
車の燃費が新車のころと比べて 悪いと感じたことは無いですか?
燃費が新車のころと比べて極端に悪くなっている場合は 何らかの消耗部品が劣化している可能性があると思われます。
本記事では、燃費がいきなり悪くなった場合の 基本的な事例をお伝えしていきます。
とはいえ、燃費がいきなり悪くなる原因は運転のやり方や 渋滞などを走ることが多かった場合でも起こるので 本記事は単なる目安にしていただけると幸いです。
燃費が急に悪くなった!そんな時に確認するポイント
燃費が悪くなった時に考えられる原因について 一つ一つお伝えしていきましょう。
エンジンオイルの劣化
エンジンオイルは車を使い続けると ドンドン劣化していきます。
一度エンジンを始動させて車を動かしたら その時点で劣化が開始されるのです。
エンジンオイルがどうして劣化していくのか その原因は、以下の通りといえます。
それでは、一つ一つエンジンオイルが劣化する原因について 紹介をしていきましょう。
熱による劣化
実際のエンジンオイルの仕様環境では走行する地域や 車を運転するやり方によっても油温は大きく変動するのです。
たとえば、長時間の渋滞やサーキットを走るという乗り方の場合は エンジンオイルの油温は上昇しやすくなり劣化しやすくなります。
水分混入による劣化
エンジンオイルに水分が混ざることで 乳化と呼ばれる現象が起きて白く濁った液体の塊ができるのです。
これは、短距離の走行を繰り返すことで 乳化と呼ばれる現象が起きやすくなっています。
結露がオイルパンの底にたまることで エンジンオイルが乳化してしまう可能性が高くなります。
酸化による劣化
エンジンオイルの粘度は柔らかくなりますし 使用していないエンジンオイルでも一度開封すると 空気が混入して酸化し始めるのです。
しかし、空気が今夕していないエンジンオイルの場合で 缶から未開封なら10年くらい経過しても品質に問題はありません。
せん断による劣化
エンジンオイルにはエンジン内部の金属同士が擦れ合う箇所に入り込み 摩擦を減らすという役目を持っているのです。
そのため、せん断の力を受けます。
エンジンオイルは耐久に優れるように調合されているのですが せん断を受け続けるとエンジンオイルに含まれているポリマーという成分がダメージを受けます。
ブローバイガスによる劣化
ブローバイガスは主に未燃焼燃料や燃焼ガス、エンジンオイルのミスト成分により 構成されています。
ブローバイガスがエンジンオイルに混入することで エンジンオイルの劣化が加速していくのです。
また、ブローバイガスの混入を防ぐことは困難なので エンジンオイルを定期的に交換する事しか対処はできません。
スラッジによる劣化
スラッジはカーボンスラッジとも呼ばれていて エンジンオイルに滞留し、オイルフィルターで濾過されます。
ですが、エンジンオイルやオイルフィルターを交換しないでいると スラッジが徐々に蓄積していきエンジンオイルが汚れていきます。
その結果、エンジンオイルが劣化していき黒く汚れて ザラザラした感じになっていくのです。
そうなると、エンジンも本来の性能を発揮できなくなり 燃費が徐々に悪くなっていくということです。
タイヤの空気圧が低すぎる
タイヤの空気圧は1ヶ月に全体の5~10%ほど 自然と空気が漏れて減少していくと言われています。
たとえば、膨らんだ風船を放置していれば 時間の経過とともに徐々にしぼんでいくでしょう。
それと同じで、タイヤも自然と空気が抜けてしぼんでいくので 定期的に空気圧を点検して空気を補充することが大切なのです。
タイヤの空気圧が低い場合は 以下のようなことが起きやすくなります。
空気圧が低いと路面と設置するタイヤの面積が増加するので 抵抗が大きくなり燃費が悪くなります。
そして、タイヤの空気圧が低い状態で走行し続けていると タイヤが波立つ「スタンディングウェーブ現象」が発生しやすくなります。
タイヤが不規則に揉まれる状態になって 急速に加熱しバーストする可能性も高くなるのです。
さらに、ゴムの劣化も進むので 空気圧の低下はタイヤの寿命も減らす結果地なります。
点火プラグの劣化
エンジンにとって重要なのは 「点火プラグ」です。
点火プラグは燃焼を繰り返す燃焼室に取り付けられていて 厳しい環境下で天下を繰り返しています。
点火プラグの劣化は廃棄系統などのセンサー類や触媒にも 悪影響を与え寿命を縮める可能性も考えられます。
点火プラグの性能の低下は車の始動性や出力などや 燃費などにも影響を与えるので無駄な出費を抑えるためにも定期的に交換したほうが良いでしょう。
点火プラグについては「軽自動車のプラグを交換したらすごい効果が出た話」でも 詳しく紹介をしているので読んでみてくださいね。
O2センサーの故障
燃料を無駄に燃焼室に送り込むようになると ガソリンが無駄に消費されるということになるのです。
そうなると燃費が悪化してしまうというわけです。
O2センサーは消耗部品ですが メーカーは交換指定をしていないので 交換時期を知らない人も多いかもしれません。
O2センサーの寿命は一般的に5年と言われていて 走行距離としては8万km以上と言われています。
O2センサーは使い続けていると劣化していきますし 明らかな異常が無くても排ガスが臭かったりします。
重い荷物50キロまでなら問題ない!
具体的に言えば50キロ以下の重量が増加した程度では 燃費による影響は少ないと言えます。
普通に車を運転している限り 重量50キロの差は実感できることはないでしょう。。
しかし、4人乗車での走行の場合は 余り燃費に影響は出なかったという経験があります。
つまり、重量が50キロくらいでは 燃費に影響は出にくいのだということになります。
燃費が向上する方法はある?
燃費向上につながる運転方法については 「車の運転で燃費はどう変化する?燃費アップの秘訣を紹介」で 紹介をしているので読んでみてくださいね。
まとめ
また、現在の軽自動車のエンジンは複雑で 電子制御システムが多くなっているのです。
なので、自分で車のメンテナンスをするのも勇気が必要になりますが そこは、ディーラーに行って点検をしてもらうというのも一つの方法と言えます。
つまり、車の燃費をよくするためには 定期的な消耗部品を交換するということです。