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燃費のいい軽自動車の中古は危険?30万円未満でも問題ない?

燃費がいい軽自動車と言えば 10年前の車でも程度の良いエコカーが手に入ります。

たとえば、ミライースやアルトエコなど 手ごろな値段にまで落ちているので 安く買うことも可能でしょう。

しかし、「燃費のいい軽自動車の中古は危険では?」と 不安に考える人もいるかもしれません。

本記事では、燃費のいい軽自動車の中古を買うのは危険なのかや 30万円未満の軽自動車でも問題ないかについてお伝えをしていきます。

燃費のいい軽自動車の中古は危険?

燃費のいい軽自動車の中古は 車の状態によっては危険度が低い場合もあります。 ただ、車の状態を示すメンテナンスノートがあれば どういう使い方をされてきたのかは、予想できるかもしれません。

 

確かに新車と比較すれば中古車は故障する可能性があったり 事故車だったりする可能性は否定できないことが多いです。

しかし、中古車が危険なのかどうかは その車のコンディションによっても違いがあります。

死亡事故を起こしている車は「修復歴アリ」とは限らない理由

中古車を毛嫌いする人にとっては 中古を買う人のことが理解できないかもしれません。 中古車は修復歴があっても死亡事故を起こしているとは限らず 修復歴が無くても死亡事故を起こしている可能性も否定できません。

 

業者の言う「修復歴アリ」というのは事故を起こして フレームにダメージを与えている車が 修復をしたという場合を言うことが多いです。

つまり、バイクが正面衝突をしても ボンネットだけがへこんだくらいだと修復歴ありにはなりません。 理由は、先ほども説明した通り フレームに大きな損傷を受けていないからです。

ただのパーツ交換だけで済む場合は 修復歴アリにはなりません。

さらに、中古車の中には死亡事故が過去にあったとしても 車のダメージが少ない場合は修復歴アリにはなりませんし 販売するショップも知らずに販売するということがあるのです。

 

過去に車内で排ガス自殺があったような車の場合でも 外見に損傷が全くない場合は見た目では判断できなくなります。

激安の中古車は「いわくつき」なのかどうかを検証

中古車をカーセンサーやグーネットで見ていると 相場よりも安い値段で販売している車がたまにあります。 激安の中古車の中には「修復歴アリ」が表示している車もありますが 修復歴が無い車も実在しているのです。

 

年式と走行距離を見て極端に走行距離が少なく年式も新しければ 「怪しすぎる」と考える人もいるかもしれません。

だからといって、死亡事故をした車だと判断するのは 少し早いと言えます。

なぜなら、年式が新しく走行距離が少ないのに 価格が安いのは、単に人気のない車かもしれないからです。

販売するショップも「いわくつき」の車と知らずに販売することが大半なので 相場よりも安い値段で販売することはないでしょう。 そう考えると、価格が安いのは写真では見えないところに 大きな傷や凹みがある可能性が高いと言えます。

 

こればっかりは、実際に見に行かないと分かりません。

ただ、オークション経由ではなく自車で仕入れた車を そのまま販売している場合は事情を知っている可能性もあります。

筆者の買ったミライースも当時の相場を考えると 比較的安い値段で販売されていました。

いまでこそ、10万円くらいで販売されていますが 筆者が買おうとしていたころは最低でも50万円が相場だったのです。

その中で、支払総額が38万円という破格の値段で 販売していたのを見つけ筆者は慌てて見に行きました。

実際に見に行き、どうして価格が安いのかが納得できましたし 店の人も理由を説明してくれたのです。

価格が安い理由は、大きなへこみがあったのと ディズニーのステッカーが後部座席左右の窓ガラスに張り付けられ リアガラスにもディズニーのステッカーが貼られていたのです。

もちろん、剥がすことは不可能。

ディズニーステッカーのおかげで そのミライースは売れなかったとのことでした。

筆者はディズニーステッカーくらいでひるまなかったし 前オーナーも生きているみたいだったので即決したのです。 このように、事情を説明してくれるショップのほうが 中古車を買う時はかなり安心できますね。

 

燃費を抑えるための軽自動車選びのポイント

水没車や自殺行為を行った車の場合は 臭いで判断するしかありません。 筆者自身は、色々な激安中古車を買ってきたのですが その中で、死亡事故があったと思われる車を2回買ったことがあります。

 

どうしてわかるのかと言えば、「臭い」です。

1回目の死亡事故があったと思われる車の場合は 車内は臭いがしなかったのですが、ブレーキランプを分解すると ドブ臭い臭いがしたのです。

しかも、ブレーキランプの中は泥が少しありましたし エンジンルームにも、あるはずのない泥みたいなものがところどころにあったのです。 ちなみに、スクラップ工場みたいなところで 販売していて、値段は5千円で買いました。

 

2回目の激安中古車はブレーキをかけると 後輪が左に滑り出すという欠陥車でした。

普通にブレーキを踏むだけで左に滑り出す車は 大変危険であり整備不良となるのです。

どうやって、車検に合格したのかは謎ですが とても危険な車でした。

ショップに言うと「安い値段で買ったんや、それなりのリスクがあるやろが!」と 怒鳴るように言われたので、気が小さい筆者は「そうですね」と言いつつ その場から逃げるようにいそいそと帰宅したのです。 ちなみに、2回目の車は、10万円ポッキリで買いました。

 

完全な事故車の場合は何らかの症状が出るのですぐにわかりますが 死亡事故の場合は、臭いで判断するしかありません。

ほかには、ブレーキランプの交換をするために 部品を分解するときに臭いで分かるくらいでしょうね(汗)

筆者の事例は値段が安すぎるので仕方ないですが 事情を知らない販売者の場合は相場で販売することもあります。 なので、100万円の中古車でも 死亡事故がある可能性は否定できません。

 

燃費のいい軽自動車を30万円で買うことができる?

結論を言えば、燃費の良い軽自動車を30万円で 買うことは可能です。 筆者がカーセンサーを見る限りでは H25年式のミライースが支払総額26万円で 販売していることを確認しています。

 

周辺の中古車センターで30万円以下で販売されているかと言えば それは筆者も分かりません(笑)

ミライースの中古は年式や走行距離にこだわらなければ 30万円以下で販売されているのは確かです。

アルトエコも中古相場が安くなっているので 30万円未満で買うことができます。

しかし、筆者が調べた2022年5月現在の情報なので 6月以降になると、どうなっているかはわかりませんし 相場も変動していると思われます。

30万円未満の軽自動車でも問題はない?

結論を言えば、問題だらけです。 30万円未満の軽自動車は、年式が古く 走行距離も10万近い車が多いです。

 

筆者の経験から言えば、30万円以下の車はゴミですね。

どれほどのごみなのかは、「10万円以下の中古車は危険?」で お話しさせていただいております。

ただ、年式が新しく走行距離だけが10万キロなら まだ許せる範囲かもしれません。

しかし、30万円未満となれば10年落ちで10万キロを超えているか 10万キロに近い車が多くなります。 走行距離だけではなく、消耗部品も劣化しきっている可能性も 非常に高いですし、故障する可能性も高くなるのです。

 

そう考えると、30万円未満の車を買おうというのは おすすめできるものではないといえます。

できれば、40万円くらいの予算をもって 中古車センターに行き軽自動車を探したほうが 良い車と出会いやすくなるのではないでしょうか。

まとめ

燃費の良い軽自動車の中古は かなり安い値段まで下がってきました。 なので、30万円以下で買うことも可能になっています。

 

しかし、中古車を買う場合は、「修復歴アリ」の有無について 必ず確認はしていたほうが良いでしょう。

中古車の中には車内自殺に使われた車もあるかもしれませんが そんなことを気にすると中古車は買えません(苦笑)

新車でも生産工場の中で製造をしているときに 何らかの事故で死亡する可能性もあり それが新車として販売される可能性もゼロではありません。

そう考えると、「死亡事故がある」事を気にすること自体が 不毛な考えだと言わざるを得ませんね。