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燃費向上と謳う添加剤は本当に効果ある?実際に使用してみた結果

昔ほど商品点数が少なくなってきた燃料添加剤ですが 実際にどういう効果があるのか気になりませんか?

「そんなものは効果が無いに決まっている!」と 決めつけてしまう人も大変多いです。

しかし、筆者は燃料添加剤を10種類以上使ってきた過去を持ちこれまでの経験で どういう車に効果があったのかと、効果が無かった車の違いを理解することができました。

本記事では燃費向上のために燃料添加剤は 効果てきめんなのかどうかについてお伝えをしていきます。

燃料添加剤とは?

燃料添加剤の多くは、「パワーアップした」「○○馬力向上!」という 嘘っぽいデータをパッケージにグラフ付きで表示しています。 しかし、メカに強い人ならわかるかもしれませんが 添加剤程度では本来の馬力以上の性能は発揮できないのです。

 

じゃあ、燃料添加剤とは何かといえば エンジン内部をキレイにして本来のエンジン性能を 取り戻すという商品です。

スラッジなどの燃えカスが蓄積していくと 本来エンジンが持っている力を発揮できなくなるのです。

燃料添加剤の役割は主に 以下の通りです。

・吸排気バルブや燃焼室、インジェクター等に堆積したカーボン類の除去 ・シリンダー、ピストンリングの摩擦低減による燃費性能の向上 ・ガソリンタンク内部のサビ、腐食の防止 ・エンジン駆動時のスムーズな吹け上がり

 

実際に値段が高い製品を選んでも安い製品を選んでも 上記のような効果は同じですが、除去する力が違うだけだと言えます。

燃料添加剤のメリットとデメリット

 

燃料添加剤を検討している人の中には 燃費向上の効果はあるのか疑問を持っている人もいるのではないでしょうか。 燃料添加剤を使うことによって くたびれたエンジンのパワーが若干回復した感じになります。

 

これは、エンジン内部の汚れが落ちたという証拠であり すぐに加速に慣れてしまい、効果が無くなったと感じるでしょう。

エンジン内部は分解しない限りは仲が見えないので その効果を実感するには実際に運転して加速や燃費で体感するしかないのです。

次は、燃料添加剤のメリットやデメリットについて 紹介をしていきましょう。

燃料添加剤のメリット

・エンジン内部がキレイになる ・内部をコーティングしてくれるので汚れにくくなる ・燃費が若干よくなる ・加速が良くなった気がする

 

燃料添加剤のメリットは エンジンの寿命が伸びやすくなるということです。

筆者は燃料添加剤を入れることは メンテナンスの一つだと思っていた時期もありました。

新車から10年経過した軽自動車のエンジンを整備士の友人と分解して エンジン内部が新車みたいにピカピカで衝撃を受けたことがあったのです。

「とても10年経過した車のエンジンとは思えない」というのを 整備士の友人が言ってました。

燃料添加剤を入れることでエンジン内部がキレイになり 内部をコーティングしてくれるので内部が汚れにくくなるのです。 さらに、燃費も若干ですがよくなります。

 

ただ、燃料添加剤はチューニングアイテムではないので 加速が良くなるということは、ほぼありません。

ただ、筆者の場合は燃料添加剤を入れて体感できた時に 「お、加速が良くなった」と素直に喜んでしまいます。

燃料添加剤のデメリット

・効果があるタイプは値段が高い ・燃料添加剤によっては体感できない ・中には詐欺商品がある ・期待しすぎるとガッカリする

 

効果がありそうな燃料添加剤は5千円もしますが 実際に勇気を出して買って入れたことがありますが 確かに、燃費は上がりました。

ただ、毎月5千円の出費は筆者のお財布事情からして かなり無理があるので1回限りの体験です。

逆に、1500円くらいの燃料添加剤を買って試したことがありますが ほぼ、効果は実感できませんでした。

筆者のように毎月燃料添加剤を入れるという人なら エンジンにとって良いことかもしれません。

ですが、エンジンを分解しない限りは効果を実感できないので 体感したいという目的なら、買わないほうが良いでしょう。

そして、中には詐欺的な商品も混ざっているので 本当に注意すべきです。 筆者も詐欺商品と知らずに燃料添加剤を買ったのですが 全く効果が無いばかりか、エンジン不調に陥りました。

 

燃料添加剤については期待しすぎると ガッカリするので、燃料添加剤を入れる目的は エンジンの寿命を上げるのが目的だと考えたほうが良いでしょう。

人間で言えば「健康飲料水」を飲むのと同じで 車にとって燃料添加剤は健康飲料水みたいなものなのです。

燃料添加剤は本当に効果ある?

結論を言えば、効果はあります。 ただ、「効果がある」と言っても 「加速が良くなる」という意味ではありません。

 

エンジン内部がキレイになるという意味で 効果があると言っています。

とはいえ、エンジン内部のことは見ないと分からないので 効果を実感できる材料はないのです。

最近では、燃費計が付いている車種も増えてきたので 燃費計を見て効果を視覚的に実感するしかないでしょう。

燃料添加剤が効果的な車とそうではない車

筆者的に効果があると思われる車は 「新車」だと思っています。

「え、走行距離が多い車じゃないの?」 「年式が古い車なら効果があるように思えるけど?」

 

そのように考える人は かなり多いのではないでしょうか。

燃料添加剤のパッケージにも 年式が古そうな車のデータが記載されています。

しかし、新車の時から燃料添加剤を毎月入れることで エンジン内部はピカピカな状態を維持することができると 筆者の過去の経験から、そのように考えています。 年式が古い車の場合は 効果はあまり感じられないことが多いです。

 

たとえば、走行距離が20万キロ近い車の場合 エンジン内部にスラッジがたまりまくっているので 効果を実感しにくい可能性が高くなります。

仮に、強力な洗浄能力のある燃料添加剤を使用したとしても エンジン不調を引き起こす可能性も否定できません。

そう考えると、新車のころからケアをしていれば 燃費も新車の状態のころと同じになるということです。

つまり、筆者の考えだけで言えば 「新車からのケアが重要」ということです。 5年落ちの車なら、まだ救いようがありますが 10年落ちの車の場合は燃料添加剤は逆に悪さをする可能性があります。

 

ただ、可能性があるということであり 必ずエンジン不調になるということではありません。

燃料添加剤を10種類以上使用した過去を持つ筆者の意見

筆者は過去に色々な燃料添加剤を 試してきたことがあります。 その中で、最も効果があった燃料添加剤もありますが ほぼ98%の確率で効果が無かったものものほうが多いです。

 

中には、詐欺的な製品も含まれていて 筆者は詐欺商品を買ったこともありますね。

1000円未満で買うことができる燃料添加剤は ほとんど、体感できるほどではありませんでした。

おそらく、それでもエンジン的には効果があったかもしれませんけどね。

まとめ

結局、燃料添加剤といのは「オカルト商品」に近いものであり 信じる人は買ったほうが良いでしょうし 信じないなら買わないほうが良いということです。 筆者はメンテナンスの一つだという考えなので 毎月1回は燃料添加剤を買って入れています。

 

燃料添加剤って燃費向上に効果があるのかと疑問を持ったなら 一度、買ってみて経験をしてみると良いでしょう。

経験をお金で買うのも、悪くありませんよ。