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車の運転で燃費はどう変化する?燃費アップの秘訣を紹介

車の燃費を気にする人は まだ、多いのではないでしょうか。

確かに、令和に入って「燃費、燃費」と騒ぐのは 時代錯誤も甚だしいかもしれません。

しかし、安全性の次に欲するのは どう考えても燃費の良い車でしょう。

「この車、最近燃費が悪いなぁ」という場合は エンジンオイルや点火プラグの交換をおすすめしますが・・・

「新車なのに、燃費が悪い」とか「カタログ数値よりも、圧倒的に低い」という場合は 運転のやり方に問題がある可能性も考えたほうが良いでしょう。

本記事では、時代遅れと理解しつつも安全性よりも 燃費の良くなる運転についてお話していきます。

そもそも車の運転で燃費は変化する?

車は使い続けていれば 新車時よりも燃費は落ちるものだと思っていませんか? もし、そう考えているなら それは大きな間違いです!

 

なぜなら、筆者のミライースは新車登録が2012年なので2022年現在になって 10年経過していますが、燃費は買った当初から変化はほぼないからです。

なので、メンテナンスが行き届いているにもかかわらず 燃費が悪いという場合は、運転方法を見直すべきだと言えます。

運転方法を見直し改善することで 燃費は大きく変化するのです。

カタログ数値は絶対出ないと思ったほうが良い!?

カタログ数値は、どのようにして 計測されているかご存じですか? カタログ数値の燃費は、試験場屋内の計測器の上で行います。

 

全ての車において公平な条件で計測するために 気温は20度、湿度は50%という条件に補正計算されているのです。

さらに、メーカーとしては好条件の下で計測をしたいので どうしても天候に関係ない室内で行われるのは仕方ないことでしょう。

燃費試験の運転を担当するのは運転のスペシャリストであり 「神の右足を持つテストドライバー」が行っていると言われています。

それでも、たまに一般人がカタログ燃費以上の燃費を 叩きだす場合もあるのですけどね(苦笑)

基本的に、カタログ燃費は目安と思ったほうが良いでしょう。

燃費アップ可能な運転の秘訣を紹介

ガソリン代を節約するためには まず、車の運転方法を見直してみましょう。 確かに、メンテナンス次第でも燃費は変化しますが それだけではどうしても限界があるのです。

 

メンテナンスをしているということを前提に 燃費が向上しやすい運転方法を一つ一つお伝えしていきましょう。

アクセルをゆっくりと踏み込む

燃費アップの運転方法について 「アクセルをゆっくりと踏み込む」ということが挙げられます。 燃費を気にした運転をする場合は 発進時にアクセルの踏み方に注意しましょう。

 

前の車が発進したからと言って ガバッとアクセルを踏むのはNGです。

アクセルは、ユックリと踏みこむようにしたほうが 燃費が通常よりもアップしやすくなります。

また、進行方向の信号機が赤なのに 両サイドが黄色の信号になったらジワジワと発進する車も たまにみかけますが、ジワジワと発進する行為も燃費が悪くなる運転方法です。

 

なので、進行方向が青信号になるまで 発進しないようにして、落ち着いてアクセルを踏むようにしましょう。

一定の速度で走行

燃費アップの運転方法について 「一定の速度で走行」ということが挙げられます。 制限速度40キロの場合は、40キロ±5キロくらいで 走行をするようにしたほうが良いでしょう。

 

卓上の空論でいえば、制限速度が40キロなら 40キロピッタリで走行し続けたほうが燃費に良いです。

ですが、実際に運転すると40キロジャストをキープするのは 中々難しい場合が多いです。

たとえば、急な上り坂の場合は 車によってはアクセルを踏み込まないと上らない場合もあります。 そういう勾配のある道を走行する場合は どうしても、一定の速度をキープすることができません。

 

なので、±5キロを目安に 出来る限り一定の速度を保ちながら走行するほうが良いでしょう。

もちろん、誤差は少なければ少ないほど良いです。

不要な荷物を下ろす

燃費アップの運転方法について 「不要な荷物を下ろす」ということが挙げられます。 車の燃費に大きく影響を及ぼすのは 車の重さと乗員の重さや、荷物の重さにあります。

 

積載しているに持つが重ければ重いほど 燃料が消費されやすくなるのです。

車の中に不要と思われる荷物や 滅多に使わない荷物があればおろすのも一つの方法と言えますね。

エンジンブレーキを活用する

燃費アップの運転方法について 「エンジンブレーキを活用する」ということが挙げられます。 最近はMT車を買う人が少なくなりましたので CVT車を運転するという前提で話をしていきましょう。

 

CVT車でもエンジンブレーキは効きますが 筆者のミライースはDレンジのままでも強いエンジンブレーキがかかります。

なので、エンジンブレーキは多用しているほうなのですが エンジンブレーキは車種によっても効き方はバラバラみたいですね。

いずれにしても、アクセルを話した状態でエンジンブレーキを利かせて 減速をしていくと、燃料はカットされるので燃費は向上します。 ただ、後続車がギリギリまで接近している場合は ブレーキを踏んでお知らせしないと追突される危険があるので注意が必要です。

 

実はルート選びも燃費に直結する!

ルート選びも燃費に大きく影響することが多く 理想としては、迷わないでまっすぐに目的地に行くことです。 旅行や遊びに行く場合は、寄り道などもしていくかもしれませんが 寄り道は最小限に減らすことも大切と言えます。

 

一番、燃費が悪化する原因は 道に迷うことです。

渋滞を避けるために抜け道と思って通ると 全く違う道に出てしまうということも良くあります。

知っている道なら迷わないですが 知らない道でやらかしてしまうと余計な燃料を使う羽目に陥ります。 ちょっとした混雑でも、知らない道なら そのまま走っているほうが良いかもしれません。

 

クーラーは使わないほうが燃費のため?!

夏の暑い時期になるとクーラーを使いがちですが 一人の時は、なるべく窓を開けてクーラーを使わないようにしましょう。 暖房は冬の寒い時期に使用しますが 特に燃費に関係ないので使ても問題はありません。

 

よく、暖房を使うと燃費が悪化するという意見がありますが 暖房はエンジンの余熱を利用しているので燃費には直接的な関連性はないのです。

車のメンテナンスで燃費を向上させる!

車の燃費を向上させるためには 運転の見直しだけでは限界があります。 運転を見直して改善出来たら 次はメンテナンスについても考えていくほうが良いですね。

 

筆者の場合は、エンジンオイルやエアクリーナーなどや 点火プラグについてもメーカー指定の走行距離・期間で交換をするようにしています。

また、メンテナンスをしていくことにより 燃費だけではなく車が長持ちするというメリットもあるのです。

車のメンテナンスについては色々とある中で 燃費に関係しそうな項目だけを絞って紹介していきます。

エンジンオイルやオイルフィルターを定期的に交換する

エンジンオイルやオイルフィルターなどを 定期的に交換することは新車のころの燃費を維持しやすくなります。

エンジンオイルには、以下のような作用があります。

・冷却作用 ・潤滑作用 ・密封作用 ・防錆作用 ・清浄作用

 

それぞれ、一つ一つ紹介していくことにしましょう。

冷却作用

あなたはエンジンが、どれくらい加熱されるかを ご存じでしょうか? 水温計を取り付けて水温を計測するとノンターボでも 水温が100度を超えるので、初めてみたときはかなり驚きます。

 

水温が100度を超えるようなエンジンを冷却するために エンジンオイルはエンジン内部を血液のように流れているのです。

エンジンオイルはクランクシャフトなど 各パーツ間を循環し熱を吸収しています。

熱を吸収した後はオイルパンと呼ばれるオイルを貯蔵する部品に送られ エンジンオイルが冷却されます。 冷却された後は、もう一度エンジン内部を循環して エンジン内部を冷却するというサイクルを繰り返しているのです。

 

余計な熱を吸落ちることにより 走行性能の低下やエンジンの焼き付きを防いでいます。

潤滑作用

エンジン内部では金属パーツが接触したり 擦り合ったりしています。 そうした接触による摩擦抵抗を軽減させ パーツの破損や焼き付きを防いでいるのです。

 

シャフトやピストンやピストンリング、シリンダーなど 激しく動作したり擦れ合ったり擦るパーツは エンジンオイルにより滑らかさを維持させる事が大切といえます。

密封作用

エンジンのピストンには、ピストンリングというものがはめ込まれていて シリンダーとピストンリングの間に、数ミリ程度の隙間を作り動作しています。 シリンダーとピストンリングの隙間にエンジンオイルが膜を張り 圧縮漏れを防いでいるのです。

 

こうした機密性が維持されていない場合はガソリンの燃焼効率が下がってしまい 車の持つ本来の性能を発揮できなくなります。

そして、燃焼ガスが外へと排気されると 環境にも悪影響を及ぼしてしまうのです。

さらに、排出された油が固まりエンジン内部で スラッジが生成されて、色々な問題を引き起こす原因になります。

防錆作用

エンジン内部は外気温との差により水分が発生しやすく 水分によって錆が発生する可能性があります。 錆が発生すると故障の原因にもつながるので エンジン内部は錆びないようにする必要があるのです。

 

エンジン内部を錆びないようにするためには エンジンオイルが油膜を張り、金属パーツの表面に膜を張って サビないようにしているのです。

清浄作用

エンジンを長期的に稼働させるとガソリンやオイルなど 燃えカスであるスラッジが蓄積していきます。 スラッジはエンジンの動作を妨げる原因になるので 無いほうが良いのです。

 

エンジンオイルはスラッジや細かい金属片を吸着し オイルフィルターを通して汚れを除去しています。

長く同じエンジンオイルを使っていると清浄作用が正常に作用しなくなり エンジンのパフォーマンスも低下していきます。

一番影響されるのは、燃費面ですね。

エアクリーナーを定期的に交換する

エアクリーナーはエンジン内部に クリーンな空気を送り込むため部品です。 エアクリーナーは走行距離や走行環境に応じて 汚れていきます。

 

エンジン内に送り込む空気と微粒子を分けるためにフィルターなので 汚れがひどくなってきたら交換をしないといけません。

汚れがひどくなってくるとフィルター部分が目詰まりを起こし エンジン内部に送り込まれる空気も少なくなってしまいます。

さらに、エアクリーナーが汚れ目詰まりを起こした状態で使い続けると ろ過する過程で空気の流れは大きな抵抗を生み出してしまうのです。

そうなると、エンジンが持つ本来の性能を発揮させることができず アクセルを余計に踏まないと加速しなくなってしまいます。 そうなると、燃費も悪くなりますし 加速も悪くなるのでストレスがたまり放題ですね。

 

「軽自動車は、こんなもん」と思って そのままにする人も多いですが・・・

そういう風に考える人に対し筆者は 「軽自動車は、そんなもんではないですよ!」と 声を大にして言いたいです。

エアクリーナーが汚れているなら新しいものに交換すれば 燃費も元に戻りますし加速も本来のものとなるでしょう。

点火プラグを定期的に交換する

点火プラグはガソリンと空気が混ざり 混合気に火花を飛ばしてエンジン内部で 爆発のキッカケを作る重要部品です。 点火プラグを交換しない状態で走行し続けていると 加速が悪くなり燃費も悪くなってしまいます。

 

たとえば、時速50キロで走行するために正常なプラグよりも 劣化したプラグのほうがたくさんアクセルを踏まないとダメだということです。

タイヤの空気圧をチェックする

タイヤの空気圧については、運転席のドアを開いたときに ボディ側に適正な空気圧を書いたシールが張り付けられています。 筆者の経験では、タイヤの空気圧は指定よりも 少しだけ高めにすると、燃費は少し伸びたことがあります。

 

ただ、空気圧が高すぎるとのはダメで タイヤの寿命を知事める可能性があります。

更に空気圧が高すぎるとタイヤの消耗が激しくなるし ブレーキの利きも悪くなるので、若干指定よりも高めにするようにしましょう。

逆に、タイヤの空気圧が指定よりも低めの場合は 燃費は悪くなります。

なぜなら、タイヤの設置面積が増えるからです。

さらに、設置免責が増えることにより 抵抗が大きくなるので適性の空気圧よりエネルギーが必要になります。 燃費が良い状態にしたうえにタイヤの寿命を伸ばしたいという場合は 指定の空気圧を維持することが重要だと言えるでしょう。

 

まとめ

燃費は運転の方法やメンテナンス次第でも 大きく違いがあります。 新車の時からの燃費を維持したいという場合は メンテナンスをして運転方法も急が付く操作をしないように心がけましょう。

 

ただ、古すぎるモデルに乗っている場合は 車に思い入れが無い限りは、新型のモデルに乗り換えるという方法もあります。

本記事を参考に、燃費のことを考えた運転や カーケアを考えて見てはいかがでしょうか。