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軽自動車のハイブリッドを買うならどれが良い?今後軽自動車のハイブリッドは増えるのか予想

軽自動車でもハイブリッドが搭載されて かなりの年月が経過しています。

しかし、それでも軽自動車にハイブリッドを採用しているのは 筆者の知る限りではスズキと日産くらいしかないですね。

本記事では、軽自動車のハイブリッドとは何かや 軽自動車のハイブリッドを買うならどれが良いのかをお伝えしていきます。

軽自動車のハイブリッドとは?

出展:スズキ公式

軽自動車のハイブリッドは マイルドハイブリッドと呼ばれるシステムを搭載していることが多いです。 マイルドハイブリッドとはガソリンでモーターを補助して 走行するというシステムです。

 

スズキのハイブリッドの場合は、モーターによる 最長で10秒間のクリープを実現しています。

乗用車のハイブリッドの場合は モーターだけで走行する機能があるのですが 軽自動車の場合は、それがないようです。

軽自動車に搭載しているマイルドハイブリッドは 発進や加速の時にモーターがエンジンの動力をアシストしています。

エンジンだけのモデルと比べるとモーターを利用しているハイブリッドのほうが トルクがあるように感じられるでしょう。

ガソリンの消費量が大きいと言われる低回転時に モーターがアシストするので加速が良く感じるのです。 それだけではなく、還俗をしたときに発電機としてバッテリーに電気を 供給するという役目もあります。

 

マイルドハイブリッドは一般的なハイブリッドと比べれば システムなどはコンパクトで部品点数が少ないというメリットもあります。

軽自動車の限られたサイズでは乗用車のプリウスと同じような 本格的なハイブリッドは搭載するのはかなり難しいのではないでしょうか。

また、室内を犠牲にしたくない車種でも マイルドハイブリッドは搭載することができるのも大きなメリットと言えます。

軽自動車に初めてハイブリッドを搭載したのは スズキ自動車です。

「軽自動車にハイブリッドなんていらないだろ」という意見もあった時代に ハイブリッドを登場させたのは、かなり勇気もあったでしょうし すごいことだと筆者は思っております。

スズキが開発した「Sエネチャージ」は エンジンをアシストすることにより発電に必要なエネルギーを少なくしていたのです。

さらに、Sエネチャージは30秒間エンジンをアシストしていたのが 大きな特徴と言えました。

軽自動車に搭載しているマイルドハイブリッドは コンパクトなモーターでガソリンエンジンをアシストします。

軽自動車のハイブリッドを買うならどれが良い?

出展:スズキ公式

軽自動車のハイブリッドを選ぶなら 筆者は迷わず「スズキが良い」と提案させていただきます。 なぜなら、軽自動車に採用しているスズキのマイルドハイブリッドは どの車種もかなり燃費が良いからです。

 

スズキの中でも、筆者が特におすすめしたいのが 「ワゴンR」「アルト」の2台です。

それでは、一つ一つ紹介をしていきましょう。

ワゴンR

出展:スズキ公式

ワゴンRに関しては、室内が広いし 内装もかなり工夫されていて使い勝手が良いと感じます。 運転席と助手席には隔たりが無いので スムーズに移動が可能なのです。

 

さらに、フロント視界もかなり広いので 運転しやすいし横断している歩行者の姿も発見しやすくなっています。

視認性がとても良いので、安全な運転が実現されやすいと感じます。

筆者はワゴンRを試乗したことがありますが 室内はかなり広くて驚きました。

ワゴンRの内装は前後左右、そして高さもゆとりのある室内空間で 大人が4人乗車してもゆったりくつろげそうな感じがしたのです。

ロングドライブで後部座席に座っていても 足を延ばすことができるので快適にドライブを楽しめそうですね。 後部座席はリクライニング機能が付いているので 座りやすい角度に調整が可能です。

 

燃費についてもWLTCモードで25.2km/Lをマークしているので それなりに燃費は良いほうだと言えます。

室内が広くて、燃費も良いというワゴンR家族で出かけるのに最適な軽自動車だと言えるでしょう。

アルト

出展:スズキ公式

アルトは2021年12月10日にフルモデルチェンジを行い 今回で9代目となります。 外観はパッと見で、あまり変化が無いように感じますが フロントバンパー周辺は、少し変わった感じがします。

 

ヘッドライトもメガネフェイスからレトロな印象を与える 四角いヘッドライトに変更。

フロントデザインは昔に戻った感じがしますが 筆者的に、レトロな印象の現行型アルトは好みのデザインですね。

ボディーカラーは全12色あり新車で買う場合は どの色にすれば良いか迷ってしまうかもしれませんね。

室内にはカップホルダーが標準装備で 紙パックのジュースも置くことができる四角いタイプです。

スズキのすごいところはお金儲けだけに走らず しっかりとユーザーのことを考えた装備を 標準にする部分だと言えます。

燃費はWLTCモードで27.7km/Lをマークしているので かなり燃費が良いほうだと言えます。 ただ、過去にミライースと燃費競争をしていたころと比べて 燃費がかなり落ちていますが、実燃費はアルトのほうが良いという口コミが多いです。

 

軽自動車はチルトステアリング機能が付いていない車種が多いですが アルトには、「HYBRID X」問うグレードに装備されています。

ミライースも上級グレードには 装備されているようですね。

軽自動車のハイブリッドはなぜ増えない?

軽自動車のハイブリッドが どうして増えないのか疑問に感じませんか? 結論を言えば、コスト的に成功しているスズキや日産は別として 失敗する可能性があることをメーカーがするわけにはいかないからです。

 

確かに、「チョイノリが多いであろう軽自動車に、ハイブリッドは不要」という意見も ひょっとしたらあるかもしれません。

しかし、軽自動車で片道100キロ近い日帰り旅行をする人も 実際にいるので、「軽自動車=チョイノリ」というのは時代錯誤としか言えません。

軽自動車も過去にハイブリッドを搭載した車種はありましたし ダイハツもハイブリッドの軽自動車「ハイゼットカーゴ ハイブリッド」を 販売していたこともあったのです。

当時のハイブリッドは軽自動車らしからぬ金額になったため 「ハイゼットカーゴ ハイブリッド」はすぐに販売終了となりました。

そもそも、ダイハツというメーカーは 誰もやらないようなことを先駆けて行うメーカーだったのです。

ハイゼットカーゴ ハイブリッド」も その中の一つで、軽自動車にはないシステムでした。

さらに、ハイブリッドだけではなく電気自動車などの開発にも 非常に熱心なメーカでした。 ダイハツは現在の日産e-powerと同じシステムを かなり昔に開発してテスト走行を繰り返していたのです。

 

とはいえ、自働車メーカーすべてがハイブリッド技術や 電動技術などの開発に力を入れ始めているので 軽自動車にもフルハイブリッドやプラグインハイブリッドも登場するかも。

今後軽自動車のハイブリッドは増えるのか予想してみた

2030年にガソリン車の新車販売を禁止にすると 政府が発表しました。 しかし、2030年にガソリン車を乗ってはいけないのではなく 新車を販売してはいけないのです。

 

つまり、ガソリン車の新車販売禁止については 消費者である我々には一切関係ないことではありますが 環境については、関係がある程度です。

そんな中で、軽自動車のハイブリッド車は増える可能性はありますが 先手を打って登場させた軽初の電気自動車三菱アイ・ミーヴなどは復活する可能性があるでしょう。

また、ダイハツも電気自動車をガンガン出す可能性があるので ハイブリッドの軽自動車も珍しいものではなくなると筆者は予想します。

2050年には、ガソリン車の軽自動車のほうが かなり珍しい車種となる可能性があるでしょう。 今はないですが、軽自動車のプラグインハイブリッドモドキも 登場する可能性も出てきます。

 

筆者は軽自動車のプラグインハイブリッドを運転したいですが さすがに、販売されるころにはこの世にいるとは思えません(笑)

つまり、2030年までにはハイブリッドを搭載した軽自動車が スズキ、マツダや日産以外で、登場する可能性は出てくるでしょう。

まとめ

現在販売されている軽自動車に搭載されているのは マイルドハイブリッドです。 マイルドハイブリッドは低回転でモーターがエンジンを アシストするのでかなり燃費が良い感じになっています。

 

軽自動車でマイルドハイブリッドを買うという場合は 筆者はスズキの車をおすすめします。

本記事では「ワゴンR」「アルト」をおすすめしていますが ファミリーで乗るという場合はワゴンRが一番最適だと言えるでしょう。

スペーシアも捨てがたいと言えます。

今後軽自動車のハイブリッドは 増える可能性があるのかについては 「増えるでしょう」というのが筆者の見解です。

過去に生産終了となった軽自動車の電気自動車も 復活する可能性もあると筆者は予想します。

2030年に向けて、軽自動車が どのように進化していくのかが楽しみでなりませんね。